かめきち 初めての冬眠
12月になりましたが、冬らしい寒さを感じる日は少ない今年です。それでも、幼稚園で初めての冬を過ごすかめきちは、少しずつ動きが鈍くなり、餌もほとんど食べなくなってきました。
年長の先生が心配してカメ博士に相談して、初めての冬眠をすることになりました。
11月29日(金)学年集会の時に、「かめさんのふゆごもり」という紙芝居をみんなで見て、冬眠について知ることができました。
かめきちの冬眠に必要な物がわかり、年長のみんなで準備することになりました。
12月3日(火)あお組しろ組のみんなが、グループ毎にバケツとシャベルを持って、土集めに行きました。
冬眠に必要な大きなバケツ。底に穴が開いているかまで心配してくれました。
冬眠にいい土はどんな土?砂ではなく、茶色や黒い泥団子になるような土を見つけて集めました。
シャベルをみんなで順番に使ったり、シャベルのない子は固まった土をほぐしたりと役割を考えてやっている姿が年長さんらしく感じられました。
バケツいっぱいにするとかなりの重さですが、そこはグループみんなで協力して運びました。
冬眠用の大きなバケツに入れました。
みんなが入れ終わると大きなバケツもいっぱいになりました。この続きは、次の日に……
12月4日(水)年中さんにも声を掛けて、一緒にかめきちの冬眠を見てもらうことにしました。その前に、お布団用の落ち葉も集めておきました。
そろそろ冬眠ですが、その前にちょっぴりお散歩です。この頃、あまり動かなかったかめきちですが、今日は最後のお散歩を楽しんでいました。
冬眠用のバケツの周りに大きな円を作るように年中長さんの子ども達が集まりました。
年長の先生から「これから、このバケツの中でかめきちは、春まで冬眠します。春になって起きてきたら、今度はすみれさんときぐみさんでお世話をお願いします。」と頼まれた年中さんでした。
ひとりずつかめきちとお別れをしてから、いよいよ冬眠です。
みんなで集めた土が入ったバケツにかめきちを入れて
落ち葉のお布団を掛けます。
ところが、まだ眠くならないのか落ち葉の中から顔を出しています。
逃げないように網を上にのせて、かめきちが自分で土の中に潜っていくのを待つことにしました。
来年の春、元気に起きてきてね。