~ ひと月に渡るものがたり~ 梅パーティー 年長組
★6月7日
大学の正門の左右に梅の木があります。
その梅をあお組・しろ組で採りに行きました。
今年は子ども達の手では届かないところになっている梅が多かったので、子ども達が指さしたものを、先生が高枝ばさみで落としました。
木登りをして自分の手でどうにか採ろうと試みたり、土の上に落ちる前に手や帽子で受け止めようとしたりする子どもたちもいました。
バケツ4個の中に、梅を集めました。
頑張って何人かで力を合わせてバケツ一杯の梅を幼稚園まで運びました。
次の日、綺麗に洗って拭いて並べてみました。
こんなにありました。
その後、冷凍庫で梅を凍らせておきました。
★6月12日
あお・しろの保育室でそれぞれ大きな瓶に凍らせた梅と砂糖を順番に何層も入れました。
その日はそこまで。
次の日から、毎日瓶をひっくり返して梅のエキスと砂糖がよく混ざるようにしたり、白い砂糖が見えなくなるに従ってエキスの量が増えていくことを肉眼や虫眼鏡でしっかり観察していました。
★6月27日
頃合いを見計らって、梅の実を取り出して果肉と種を取り分ける作業も子ども達がしました。
担任の先生がその果肉にさらに砂糖を足して煮て梅ジャムを作っておきました。
梅パーティの看板も、早々に出来上がっていました。
梅パーティの準備は全て整いました。
★7月6日・7月7日
プールの関係で、梅パーティ-は、あお・しろ同時開催はできませんでした。
先に、7月6日にしろ組がパーティーの日を迎えました。
パーティーの準備のためにベランダに輪つなぎを飾ろうとしていると、
「あお組の輪つなぎとどちらが長いか比べてみよう」という話が持ち上がり、
比べてみることにしました。
輪つなぎを並べてみると、ほとんど同じでした。たった2・3輪の差でした。
しろ組のパーティーの準備が始まりました。次の日には、あお組も。
みんなで作った輪飾りを飾り、机には、テーブルクロスをかけてお店のセッティングができました。
お店の人は三角巾をかぶってやる気満々です。
お客さん達は、まず名前を書いて
トレーを受け取り、お皿やコップをのせて順番に進んでいきます。
お皿に、クラッカーを3枚のせてもらい、好きなだけジャムを乗せました。
コップにはシロップを2杯入れて、冷たいお水を足してからかき混ぜます。
大竹さんにも来てもらいました。
お店の人にご案内してもらってベランダの席でゆっくりと味わいました。
「外の景色を見ながら食べるのはサイコー!」とつぶやく子も。
しばらくすると、お店の人とお客さんを交代して、どちらも楽しんでいる姿がたくさん見られました。
しろ組はしろ組らしく、あお組はあお組らしく十分に特別な1日も楽しみました。
「また飲みたいね」
「小さい子にも飲ませてあげたいね」と話しているところです。